健康

2017年7月13日 (木)

『 ヒアリ 』に刺された経験者! 2017年07月12日

**
※- 『 ヒアリ 』に刺された経験者! 2017年07月12日

201706182


強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が、神戸港で国内で初めて確認されてからおよそ1か月。

名古屋港や東京の大井ふ頭などでも「ヒアリ」が相次いで見つかり、不安が広がっています。

ファイアー(火)アント(アリ)」と呼ばれるこの種類の毒アリ

人が刺されるとアレルギー反応を起こして死に至ることもあるこのアリに私は24年前、刺されました。( NHK長野局・小口佳伸記者 )

**

< アリはフロリダにいた >

「チクッ」。最初はその程度の痛みでした。

しかし、次第に左足が腫れ上がり、ドーム型の大きな水ほうが出現。医師はそれを見て、私に「ファイアーアントだ」と言いました。

それは24年前の1993年。 高校1年の7月のことでした。

当時、長野県松本市の高校に通っていた私は、その年の9月から、アメリカのフロリダ州に2年間留学しようと考え、その前の7月に、1か月間、フロリダ州サドルブロックの留学先に体験入学をすることにしました。

夏の気温が30度を超え、湿度も90%を超える、うだるような暑さが続く場所でした。

フロリダでの生活を始めて2週間ほどが過ぎた晴れた日の夕方のこと。

留学先の敷地内で友人がテニスをしているのをテニスコート脇の草が生えている小道で見ていたときに異変は起きました。

突然、左足のすねに針で突かれたような痛みを感じたのです。すぐにパッと左足を見ると、小さなアリがいました。

米粒くらいの小さな赤いアリでした

自然が豊かなフロリダ州では、巨大なヤモリが壁をはっていたり、カナブンほどの大きさのハエが飛び回るなど、大きなサイズの生き物をよく見ていたため米粒ほどのアリには驚きはしませんでした。

ただ、見たことのない色のアリが自分の足にはっている気持ち悪さから、反射的にすぐに手で払いました。

刺されたこと自体も一瞬の出来事でしたので特に気になりませんでした。

すぐに手で払ったことが最善の対応だったのですが、その直後から苦痛が始まりました。

< 腫れあがる足・巨大な水ほう >

20170712

刺された直後は何ともなかった左足のすねが、次第に熱を持って腫れ始めたのです。

翌朝になると、症状はさらに悪化していました。

左足は「重い」と感じるほど、足首からひざくらいまでの広範囲に腫れあがり、刺されたすねには、直径10センチほどのドーム型の水ほうができていました。

これはただ事じゃないと思い、現地のカウンセラーに言って、病院に連れて行ったもらったところ、医師は驚いた様子も見せず、「ファイアーアントによるものだ」だと言いました。

「ファイアーアント?」 何のことだかよくわかりませんでしたが、医師の話から毒を持つアリに刺されたんだということだけは理解できました。

< 病院での処置 >

病院では、ただちに直径10センチの水ほうをナイフのような器具で割り、中の膿を出す処置を施されました。

その後、別室に移され、女性の看護師から長さが30センチくらい、直径が太巻きくらいある太い注射を打たれました。

当時の私は、毒を持ったアリよりも、その注射器の太さの方が恐ろしく感じましたが、看護師が慣れた手つきで処置してくれたので、「ああ、フロリダではよくあることなんだ」と思い、言われるがまま病院で処置を受けました。

当時は、何の注射だったのかはわかりませんでしたが、今回、ファイアーアントの取材を進める中で環境省の担当者に聞いてみたところ、「その注射はアナフィラキシーなどのショック症状を起こさないようにするための注射だったのではないか」と言われ、いまさらながら怖くなりました。

病院で処置を受けたあとは、うみを出した後の患部を中心に、やけどをしたようなヒリヒリした痛みが数か月も続きました。

日本に帰ってきてからは、普通の生活を送ることができましたが、水ほうができた場所は円形の黒い痕が、その後、何年も残りました。

< 一般的な症状は >

環境省によりますと、ヒアリやアカカミアリに刺されたときの症状は人によって異なるということです。

毒の成分は、アルカロイド系の強い毒で、ケシなどが持つ毒と同じような成分です。

症状が軽い場合は患部が腫れて水ほうができる程度で、私の場合がまさにこの症状でした。

ただ、症状がより重くなると刺された直後に、ふらついたり、視野が狭くなったりするほか、じんましんなどが出ることもあるということです。

さらに重くなるとショック症状をおこして死に至ることもあり、アメリカでは死者も報告されています。

< 一般的な症状・毒アリの習性 >

環境省によりますと、このアリは、まず、かんで身体を固定させてから、腹や尻の毒針で刺すというということです。

私の場合は刺されたのを見てすぐに手で払ったので、何度も刺されることはなく、重い症状にならずに済みましたが、気付くのが遅れていたらと思うとぞっとします。

このアリは、公園の芝生や草原、それに砂地の公園で巣を作る性質を持っているほか、農地や公園など開放的な場所を好むといいます。

また巣は、土が盛り上がったようなあり塚を作る習性があるということです。

赤黒い色で、体長は2ミリから6ミリほど。性格は凶暴で、巣などに近づくと一気に多数のアリが襲ってくることもあるということです。

< 国内対策は >

強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」は、ことし5月、中国から神戸港に陸揚げされ、兵庫県尼崎市に運ばれたコンテナの中で見つかって以降、神戸港や名古屋港、それに大阪港で相次いで確認されました。

さらに今月6日には、東京の大井ふ頭に貨物船で運び込まれたコンテナから1匹が見つかりました。

大阪港と尼崎市では女王アリも確認され、環境省は見つかった場所で繁殖していた可能性もあると見て調査をすすめています

20170712_2
 ヒアリの巣

*-*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月14日 (水)

風邪(かぜ)の治療が世界を救う 2017年06月14日

**
※- 風邪(かぜ)の治療が世界を救う 2017年06月14日

6月14日、NHK website -:知ってますか?恐ろしい推計があるんです。

対策をとらないとおよそ30年後、”1000万人が死亡”。

その対策が求められているのは薬が効かない「耐性菌」。抗生物質など抗菌薬を繰り返し使う中で、細菌自体が変化し出現することがあるんです。

世界を救うために、いま、”かぜ”の治療から変わろうとしています。(名古屋局・松岡康子記者)

**

『わずか10分』 グラム染色って?

奈良県橿原市にある「まえだ耳鼻咽喉科クリニック」は、かぜや中耳炎などの患者が訪れる、一見普通のクリニックです。

14年前、院長の前田稔彦さんが開業しました。

ここでは抗菌薬を極力処方しないよう、診療に「グラム染色」と呼ばれる検査を取り入れています。

患者の鼻水やたんを、特殊な染料など4種類の液体を使って染めたあと、顕微鏡でのぞきます。

10分ほどで、細菌が原因かを推定することができ、検査結果をもとに、抗菌薬を処方するかどうか、どの抗菌薬を処方するかを判断します。

出発点 自身の治療への疑問

グラム染色を導入したのは、開業してまもない13年前。抗菌薬が効きにくい耐性菌の問題を知ったからでした。

病状が悪化した時の責任や、患者が来なくなってしまうおそれなどから、患者や保護者に求められればもちろんのこと、かぜや中耳炎の患者のほとんどに、抗菌薬を処方していたみずからの診療に疑問を持ったからでした。

前田医師は「中耳炎の患者さんで、一見治った感じになっても、すぐに再発したり、抗生物質を次々に変えても、全く効かなかったりという事例が散見されました。

中耳炎なら命に関わりませんが、例えば肺炎だと命に直結する。

抗生物質は本当に必要な患者にだけと思うようになった」と当時を振り返ります。

実は日本では、抗菌薬の大部分が入院患者にではなく、かぜなどで訪れる外来患者に処方されているんです。

ウイルスか?  細菌か?  それが大事

検査の画像は、患者にも見せています。取材に訪れた日、のどの痛みと微熱、黄色い鼻水が出るという、40代の男性が診察を受けに訪れました。

検査したところ、画像には白血球は見られるものの、問題となる菌は見つかりませんでした。

前田医師は、細菌ではなくウイルス性のかぜと判断し、男性に「抗生物質は必要ありません。炎症を抑える薬で様子を見ていきましょう」と説明しました。

実は、かぜは、細菌よりもウイルスが原因であることが多く、しかも抗菌薬は、もともとウイルスには効かないのです。

男性は「細菌が原因でないことがわかって良かったです。むだに飲む薬がなくなっていいと思う」と話していました。

細菌がいたって元気なら処方なし

細菌が原因だと推定されても、患者が元気であれば、抗菌薬を処方せず様子を見ます。

この日、鼻水が長引き、少し咳が出る8か月の赤ちゃんが来ていました。検査をすると、「インフルエンザ菌」と呼ばれる細菌が原因の可能性が疑われました。

「インフルエンザ菌」は、まれに乳幼児に敗血症や髄膜炎を起こすこともある細菌です。

前田医師は、母子手帳でインフルエンザ菌による髄膜炎を予防するワクチンを打っていることも確認したうえで、次のように説明しました。

「菌がいましたけど、前回よりましな気がするし、そんなに悪くなっていないので抗生物質を出さずに、鼻水を吸っていきます。熱が出てきたとか、中耳炎になったとか、悪化した場合は、抗生物質の出番になってくるかと思います」

細菌がいたって元気なら処方なし

どうしても必要な時は…

さらに、抗菌薬が必要な場合でも、耐性菌をできるだけ生まないよう薬を選んでいます。

同じ日、13歳の男の子が、とてもしんどそうな様子で受診していました。

39度を超える熱があり、鼻水や咳、のどの痛みを訴えていました。検査の結果見えたのは、「肺炎球菌」。

前田医師は、肺炎を疑い、男の子は呼吸器に持病もあることから、肺炎球菌を“ターゲットにしぼった抗菌薬”を処方することにしました。

抗菌薬を途中で飲むのを止めたりすると、生き残った菌が耐性菌になるおそれがあるため、前田医師は「ペニシリン系の抗生物質を出しますので、量が多いけど頑張ってしっかり飲んで。帰ったらきょうの分、すぐ飲んで下さい」と、忘れずに飲むように指導しました。

抗菌薬6分の1に

抗菌薬の処方を慎重に行ってきた前田医師。抗菌薬の使用量は、12年間で6分の1に減り、治療期間も短縮したと言います。

前田医師は「こういう小さなクリニックですが、特にかぜに関しては、最前線の病院です。一番診る数も多いですし、少しでも耐性菌の脅威を減らすために、極力、抗生物質を出すのを控えて、診療していくことが大事だと思っています」と話しています。

厚労省”かぜの多くは抗菌薬不要”

厚生労働省が今月公表した手引きには、乳幼児以外、小学生以上の子どもと成人の、かぜと下痢への抗菌薬の対応について書かれています。

その中には、かぜには多くの場合、抗菌薬は不要であることが明記されています。

また、抗菌薬が必要なのは、どのような状態の時なのか、そして必要な場合も、耐性菌をできるだけ作らないために、どの抗菌薬を使うべきかが、細かく記されています。

前田医師が実践してきた内容が盛り込まれているのです。

手引きは、外来診療を行う医師向けに書かれていますが、細菌とウイルスの違いや、なぜ不要な場合には抗菌薬を飲まない方がいいかなどについて、患者の私たちにも分かりやすく説明されています。

対策とらねば1000万人死亡

イギリスの研究機関は、耐性菌に対して、何も対策がとられなければ、2050年には、世界で年間1000万人が耐性菌によって死亡すると推計しています。

その数は、がんで死亡する患者より多いというのです。耐性菌で死亡するというのは、どういうことなのか?。

なかなかイメージできないかもしれませんが、例えば、何かの手術を受けたり、がんなどの治療で免疫力が低下したりした際に、耐性菌による肺炎などを起こすと、使える薬がほとんどないために、命に関わることになります。

耐性菌によって、これまで治せたはずの病気が治せなくなるおそれがあるのです。

私たちが気をつけること

いざという時に使える抗菌薬がないということにならないためにも、私たち自身も気をつけるべきことがあります。

それは、医師に自分から「抗菌薬をください」と求めないことです。

患者から求められると、必要がないと思っても処方してしまうという医師もいるからです。

また、家に残してあった抗菌薬を、自分の判断で飲んだり、他の人にあげたりしてはいけません。

抗菌薬は、医師の指示に従って、必要な時だけ使う。

安易に頼らないということを、私たちも心がけるべきだと思います。

世界を救うためにも

*-*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月 3日 (土)

『更年期障害』 複雑な症状に惑わされるな 2017年06月03日

**
※- 『更年期障害』 複雑な症状に惑わされるな 2017年06月03日

20170602-konenki

6月03日、NHK website ‐: いきなりですが問題です。病気に詳しい看護師。

その看護師が自分に症状が出ながら2年半気づかず、看護師を診察した5人の医師もわからなかった病気はなんでしょうか。

正解は…更年期障害

結構こわい更年期障害の真実です -(NHK報道局・中川早織)

”『めまいにおう吐』 →異常なし”

看護師をしながら4人の子どもを育ててきた森永ゆみさん。

体に異変を感じたのは5年前、48歳の時です。

突然のめまい、そしておう吐。看護師の経験から脳卒中を疑います。

一刻を争うと思い家族に付き添われてふらふらで救急外来に。

精密検査を受けました。 その結果は… “異常なし”。

異常なし、異常なし、異常なし…

「めまい」の症状から耳鼻科の受診を促されて足を運びますが結果は “異常なし”。

そのあともさまざま症状が出てきます。

食欲不振となり内科へ  “異常なし“。

股関節が痛くなり、当然のように整形外科へ “異常なし”。

両手の痛みで、リウマチ内科へ  “異常なし”。

5つの診療科を受診しても医師の診断は、“異常なし”なのです。

”仕事・子育・親の世話”

「調子が悪いのに、こんなに症状があるのになんで異常がないのだろう。どうしたらいいかわからなかった」

当時の困惑した気持ちを話す森永さん。

調子が悪いのに加えて、働き盛りで重要な仕事もたくさんありました。

また4人の子どもを育てていかなければいけない。

さらに離れて暮らす親の看病。こうした状況も体や心に影響していきました。

その様子に最も戸惑っていたのは森永さんのすぐそばの人でした。

取っ組み合う母と子

夫の健司さんです。転勤などもあり、頼れる親族がいない時でも、夫婦で協力して子どもを育ててきました。

当時のゆみさんは「ぼくが仕事から帰宅すると妻が疲れてソファで寝ていたり、それもべたーと倒れるようだった」そうです。

そして「急に怒り出すんです。そのうえ娘と取っ組み合い、殴り合いのケンカですよ。こう(手を大きく横に振る)手が出るんです」。

それまでは考えられない光景が目の前で繰り広げられます。

ゆみさんの具合が悪いことから健司さんも仕事を休むことが出てきます。

インタビューの途中、健司さんは口を押さえ、しゃべれなくなりました。

質問をしても手でさえぎりました。「すいません・・」とだけ言いながら泣いていました。 口をぎゅっと結んで。

「出口の見えないトンネルに家族で入ったようでした。限界を感じながら日々を過ごすのが精いっぱいでした」。

女性ホルモンが…ない

森永さんの不調の原因がわかったのは、偶然でした。

たまたま、健康診断を受けた婦人科。血液検査をしたところ、70以上あると安定すると言われる女性ホルモンの値。

それがほぼないという結果で診断は“更年期障害”。

辞書によると「《更年期障害》卵巣機能の低下のためホルモンのバランスが崩れて現れる種々の症状」です。

閉経前後に女性ホルモンが急激に減るのが主な原因。

森永さんは「婦人科系の病気とは無縁だったので、更年期障害は大丈夫だという思い込みがありました。

不調の原因が全部女性ホルモンだなんてという感じです」と当時を振り返っていました。

たった1枚の貼り薬で

20170603-2_更年期 hand

森永さんが受けた治療は女性ホルモンを補充するもので、1日おきに、1枚の貼り薬をお腹に貼る、それだけで症状がうそのように改善していきました。

「水やりを忘れた花が、水をもらってぐっと起き上がってくるようでした。更年期を理解していればつらい日々を送らずに済んだのかもしれません」、悔やむ気持ちをそう語っていました。

状多すぎ!

更年期障害が、それだとわかりにくいのは、その症状の多さにあり、それだけで50種類近く。

よく知られているイライラやほてりだけでなく、関節痛や腰痛、口の渇きや耳鳴りもあるのです。

私、知りませんでした。女性ホルモンは全身に関わるため、症状も多岐にわたるそうです。

現代女性を襲う四重苦

今の女性の更年期障害、それを四重苦と表現した人もいます。

NPO法人「女性の健康とメノポーズ協会」の三羽良枝理事長です(メノポーズは更年期のこと)。

ここで週に2回行われる電話相談には年に2000件を超える相談が寄せられます。

“症状がひどく、育児と両立ができず退職した”“義理の父親の介護も重なり大変つらい”三羽さんは「働く女性が増え、出産が遅くなっています。

今の女性は更年期の時期に『子育て』、『親の介護』、『仕事』、『更年期障害』のつらさが重なり、四重苦です」と言っていました。

正しく知って“更年期”

森永さんのような女性を減らしたいと活動を始めた女性たちのグループもあります。

年期障害について学び、「メノポーズカウンセラー」という民間資格を取った人たちで、更年期の症状や治療方法を知らせるフリーペーパーの発行を始めています。

小さめの手に取りやすいデザインにして、医療機関、美容サロンなどに置いています。

フリーペーパーの編集長でメノポーズカウンセラーの越川典子さんの「更年期を過ぎても、何十年という人生が待っている。いかに早く対応するかで人生が大きく変わってきます」という言葉が印象的でした。

取材を終えて

取材チームで、こんな会話がありました。

「更年期っていうと、なんかもう“枯れた”って思われてしまう。おかしいよね」そう、そのとおり。おかしいです。

更年期の“更”の字は、“あらためる”という意味があります。

人生の折り返し地点で、これからという時期です。

不調があれば婦人科などを受診して相談してみてください。

折り返し地点をうまく通り過ごせるかもしれません。

そして時には不調に耐えられない時もあるかもしれません。でも、メノポーズカウンセラーの人が言ってました。

「私、子どもたちに“もしイライラしてたらごめんね。それ私のせいというよりホルモンのせいだから”と伝えておいたんです。家族で共有していくということ、すごく大事と思います」

「更年期=人生の折り返しの不調を乗り越えて次に向かう時期」、私の辞書にはそう書いておこうと思います

*-*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月15日 (月)

有毒な『イヌサフラン』誤って食べ女性死亡・北海道 2017年05月15日

**
※- 有毒な『イヌサフラン』誤って食べ女性死亡・北海道 2017年05月15日

20170515

20170515_2


5月15日、NHK website -:
北海道の富良野地方に住む男女3人が、山菜の『ギョウジャニンニク』と間違えて有毒な『イヌサフラン』を食べ、80代の女性が死亡したことがわかりました。

北海道は、食用の植物と判断できない場合は絶対に食べないよう注意を呼びかけています。

富良野保健所によりますと、今月11日、富良野地方に住む80代と70代の家族3人が知人の家の敷地で採った植物をギョウジャニンニクと思い、自宅で調理して食べたところ、下痢やおう吐などの症状を訴えました。

80代の女性が死亡し、2人が今も入院しているということです。

知人の家の敷地には、ユリ科の植物で有毒なイヌサフランが生えていて、保健所は症状などから食中毒と断定しました。

イヌサフランは、広がるような葉がギョウジャニンニクとよく似ていて、誤って食べると、おう吐や呼吸困難を引き起こし、死亡することもあるということです。

北海道は、食用の植物と判断できない場合は絶対に食べないよう注意を呼びかけています

*-*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月11日 (火)

幼い命を脅かす『百日せき』 2017年04月11日

**
※- 幼い命を脅かす『百日せき』 2017年04月11日

4月10日・NHK website -: “100日もせきが続く?”

そんな特徴的な症状からその名前がついたとされる感染症、「百日せき」。

大人は軽いせき症状だけで気付かないこともありますが、十分な免疫のない1歳未満の赤ちゃんがかかると自力で呼吸ができなくなるなど、死に至ることもあります。

ただ、日本では戦後まもなく始まったワクチンの定期接種によって患者数は大きく減少し、これまで十分な対策が取られてきたと考えられてきました。

ところが専門家の最新の調査によって、年間で推計500人以上の乳幼児が、自力で呼吸ができず人工呼吸器が必要になるなど、重症となって入院している実態が初めて明らかになりました。

ワクチンで予防できるはずの病気に今、何が起きているのでしょうか。

≪ 生後、1ケ月で百日せきに ≫

「かぜ程度にしか思っていなかったのに。なんで生まれたばかりのわが子が…」 そう話すのは、宮崎市に住む原綾子さんです。

去年4月、当時、生後1か月だったまな娘の環寧ちゃんが百日せきにかかりました。

当初は鼻水やせきが中心。医師からも「かぜ」だと診断されていましたが、数日の間に、呼吸しているのかわからなくなるほど、急激に症状が悪化。

あわてて病院に向かったころ、環寧ちゃんはすでに心肺停止の状態に陥っていました。

病院で告げられた病名は「百日せき」。

重い肺炎のほか、脳の表面の血管から出血も確認され、診察を担当した医師によると「当時は命の危険にさらされていた状態だった」ということです。

懸命な治療で退院し、現在、後遺症は見られませんが、脳への酸素の供給が一時的に止まっていたこともあり、発達に影響が出ていないか、今も医師の定期的な診察が欠かせません。

当時の原さんの日記には、「気付いてあげられなくてごめんね」と、娘に謝る日々がつづられていました。 原さんは「なぜ、百日せきで生まれたばかりのわが子が心肺停止になってしまうのか、わかりませんでした。病気について知らなかった自分を責め、後悔しました」と当時を振り返ります。

≪定期接種で“対策済み”のはずが… ≫

環寧ちゃんを苦しめた百日せき。細菌性の感染症で、主に飛沫などを通じて感染し、鼻水やせきなど、かぜのような症状が2週間ほど続きます。

その後、コンコンという乾いたせきが連続し、息を吸うたびに笛のような音が出るのが特徴で、回復には数週間かかります。

戦後まもない1940年代後半には年間の患者数が10万人を超え、乳幼児を中心に発症者の10%が死亡していましたが、1950年にはワクチンの定期接種が始まり、患者数は大きく減少しました。

全国の推計の患者数はここ10年ほどでは1万人ほどの年もあり、ワクチン対策は十分整っていたと考えられてきました。

≪ 年間推計500人以上が命の危険に ≫

ところが、日本医療研究開発機構の研究班が、10の県の病院を対象に、実態調査したところ、去年1年間だけで、全国で推計500人以上の乳幼児が百日せきが重症化して入院が必要となっていたことが明らかになったのです。

このうち80人ほどが、人工呼吸器による治療を受けるなど、多くの乳幼児が命の危険にさらされていました。

調査にあたった福岡看護大学の岡田賢司教授は「本来、ワクチンで防ぐことができる病気なのに年間で推計500人以上が命の危険にさらされているという実態は重く受け止める必要がある。ワクチン対策を見直す時代にきている」と危機感を強めています。

≪ 背景にあるワクチンの“限界” ≫

岡田教授が指摘するワクチン対策の見直し、いったいどういうことなのでしょうか。

日本では、現在、百日せきのワクチンは定期接種となっていて、まず生後3か月以降1歳までに3回接種します。

続いて、3回目を接種してから6か月以上の期間をあけてさらに1回追加接種をすることになっています。

ところが、このワクチンによる免疫の持続期間は一般的に4年から12年とされています。

つまり最短4年なわけで、早ければ小学校に入学するまでにワクチンの効果が低下してしまうこともあるのです。

このため定期接種を終えたはずの家族が学校や職場などで感染し、知らず知らずの間に自宅にいる、十分な免疫を持たない赤ちゃんにうつしてしまうケースが多いと考えられているのです。

海外の研究では百日せきにかかった乳児の75%が、母親を始めとした家族など、周囲の青年や成人層が感染源となっていたとする報告もあります。

≪ 諸外国から遅れる日本・求められる対策は ≫

身近にいる家族が赤ちゃんへの感染源になってしまう百日せき。

欧米などではすでに対策が取られていて、例えばアメリカでは4歳以降に1回、11歳から12歳の間にも追加接種を行っています。

さらに周囲の家族や妊婦、乳児の世話をする機会のある成人などにも接種を推奨するなど、赤ちゃんを感染から守ることを重視した対策が行われています。

一方、日本では百日せきによる重症化の実態がわかりはじめてきたところで、国の審議会でも定期接種の見直しについて議論が行われていますが、まだ結論は見えておらず、専門家は対策の遅れを指摘しています。

≪ ワクチンで防げる病気=「VPD」≫

201700411_graph


百日せきのように本来、ワクチンで防ぐことのできる病気は「VPD」と呼ばれています。

「Vaccine(ワクチンで)ー  preventable(防げる)  diseases(病気)」 の頭文字で、例えば、現在、副作用の問題で日本では定期接種から外れている「おたふくかぜ」なども「VPD」の1つです。

WHO=世界保健機関によりますと2008年の1年間では世界の5歳未満の子ども150万人がVPDで亡くなったと推計されているということで、百日せきはこのうちの13%を占めています。

≪ 私たちに注意できることは? ≫

乳幼児の命を脅かす百日せきですが、ワクチンの定期接種などの制度改正は、今日、あすに変わるわけではありません。

しかし、今からすぐに私たちにできることがあります。

百日せきは過去のデータでは春頃から患者が増え始めるシーズンがあります。

これは新学期や新生活で不特定多数の人と接触する機会が多いことが原因の1つと考えられているからです。

このため、1度ワクチンを打った人は軽いせき症状で病院に行くということは少ないかもしれませんが、特に自宅に赤ちゃんがいる家庭では軽いせき症状でも百日せきを疑って病院で診察を受けることが大切です

*-*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月18日 (土)

花粉症と特定食べ物アレルギー反応も 2017年03月18日

**
※- 花粉症と特定食べ物アレルギー反応も 2017年03月18日

3月18日、NHK website -: 春本番を前に、すでに本番を迎えている花粉症。

目がかゆい、鼻水が止まらないといった症状もさることながら、「自分は何の花粉に反応しているのか」、きちんと知っていますか。

反応している花粉の種類によっては、特定の食物を食べると、さらに重いアレルギー反応が起きる場合があるとして、専門の医師が注意を呼びかけています。

今の時期に花粉症の人を悩ませているのは、主にヒノキ科のスギやヒノキです。同時に、カバノキ科のハンノキの花粉も飛散していて、症状は似ています。

そうした花粉症の人が、特定の野菜や果物を食べると、口の中やのどが、いがいがして痛くなったり、赤く腫れたりするケースがあります。

これを「花粉・食物アレルギー症候群」と呼びます。

花粉と、たんぱく質の構造が似ている食物を摂取することで、アレルギー反応が起きてしまうのです。

花粉と食物の組み合わせですが、アレルギーが専門の医師によりますと、まず、スギやヒノキでの花粉症の人はトマトを食べると、口の中や周りがかゆくなったり、赤くはれたりすることがあるということです。重篤な症状に至ることは少ないそうです。

心配なのはカバノキ科のハンノキや、シラカンバの場合で、リンゴなどの果物にも反応しますが、特に豆乳を飲んだ場合、呼吸困難といった急激なアレルギー症状の「アナフィラキシーショック」を起こす人もいるということです。

このため、専門の医師は花粉症対策だけでなく、「気をつけるべき食物の種類や調理のしかた」にも知識が必要で、少しずつ食べて様子を見たり、その食物の、たんぱく質の構造を変えるため、例えば加熱調理をするなどの工夫が大切だということです。

「自分は花粉症だ」という自覚症状はあったとしても、何の花粉に反応しているのか、きちんとした知識を持っていないと、花粉と食物の悪い組み合わせを避ける工夫にはたどりつけない、ということになります。

どの花粉に反応しているのかは、病院で血液検査などで調べることができます。

アレルギーが専門の藤田保健衛生大学の矢上晶子教授は「花粉症の種類によって反応する食物は異なり、複数の花粉に反応する人もいるため、自己判断で同じ花粉症だと思って市販の薬だけで対応するのではなく、正確な情報を得て、リスクを避けてほしい」と話しています

*-*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 2日 (木)

アトピー性皮膚炎 治療薬開発 2017年03月02日

**
※- アトピー性皮膚炎 治療薬開発 2017年03月02日

強いかゆみ抑える効果確認

早ければ、2年後の実用化を目指したいとしています。

国内に数百万人の患者がいるとされるアトピー性皮膚炎は、これまでの研究で、「インターロイキン31」という物質が過剰に作られ、強いかゆみを起こすことがわかっています。

そこで、京都大学医学研究科の椛島健治教授と、ドイツやアメリカなどのグループは、この物質の働きを抑える「ネモリズマブ」という治療薬の候補を開発し、5つの国の合わせて、およそ200人の患者を対象に効果や安全性を調べる治験を行いました。

投与する量を調節し、3か月後の症状を調べると、全く投与しなかったり、ごくわずかしか、投与しなかったりしたグループは、ほとんど変化がなかった一方で、十分な量を投与したグループでは、かゆみの強さを示す指標がおよそ60%軽減され、重い副作用はなかったということです。

アトピー性皮膚炎は、これまで湿疹を抑える塗り薬などはありましたが、かゆみを根本的に治す治療法はありませんでした。

研究グループはさらに多くの患者で効果などを確認し、早ければ、2年後の実用化を目指したいとしています。

椛島教授は「かゆみを抑えることで、ぐっすりと眠れるようになるなど、生活の質の改善につながることが期待できる」と話しています

*-*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 8日 (水)

iPS他家移植実施へ 2017年02月08日

**
※- iPS他家移植実施へ 2017年02月08日

2月08日、NHK website -: 将来の再生医療の実現に向けて大きな期待が寄せられているiPS細胞。

今月(2月)、国は、他人のiPS細胞を使って重い目の病気の患者を治療する「他家移植」と呼ばれるタイプの世界初の臨床研究の実施を了承しました。

iPS細胞の生みの親、京都大学の山中伸弥教授のグループが作った他人に移植しても拒絶反応をおこしにくい特殊なiPS細胞を使う新しい治療法です。

成功すれば治療コストを大幅に引き下げ、再生医療の普及につながると期待されています。

iPS細胞の可能性を広げる最新の研究についてお伝えします。(神戸放送局 安土直輝記者 京都放送局 春野一彦記者)

< iPS細胞の臨床研究とは >

今回のiPS細胞の他家移植の臨床研究は、「加齢黄斑変性」という重い目の病気の患者を他人の細胞から作製されたiPS細胞を使って治療するものです。

計画は、神戸市にある理化学研究所、神戸市立医療センター中央市民病院、京都大学、大阪大学の合わせて4つの研究機関や病院が共同で進めています。

対象となる加齢黄斑変性は、目の網膜が傷つく難病で、国内におよそ数十万人の患者がいると推計されています。

日本人では多くが進行の早いタイプだとされ、次第に視野がゆがんだり狭くなったりして、症状が進行すると視力が失われます。

3年前の平成26年には、理化学研究所などのグループが同じ加齢黄斑変性の患者本人の皮膚の細胞からiPS細胞を作り、網膜の組織に変化させて移植する、世界初の「自家移植」を行っています。

グループによりますと、手術から3年たっても、患者の視力の低下は止まり、症状の悪化が抑えられたとしていて、研究グループは手術は成功したと発表しています。

< なぜ他家移植なのか? >

3年前の自家移植は、世界で初めてiPS細胞由来の組織を人の体に移植する、非常に重要な手術でしたが、ただ、その際に改めて浮き彫りになった課題もありました。

自家移植では、移植のために患者本人から細胞を採取し、一からiPS細胞を作る必要があります。

このため少なくとも半年以上の期間や多大な費用がかかるのです。

実際に3年前の臨床研究では、患者が手術に同意してから実際に移植を行うまでに10か月の時間と、およそ1億円の費用がかかりました。

一方、他家移植では、あらかじめ作製されて保存されているiPS細胞が使われます。

グループによりますと、これにより今回の臨床研究は最短で1か月で移植手術が行えるということで、さらに、費用も1人あたり数百万円に抑えることが可能になるということです。

どうしてそんなことが可能なのか、秘密は京都大学が進めている「iPS細胞ストック」にあります。

< iPS細胞ストック >

iPS細胞ストックは、京都大学が4年前から始めているプロジェクトです。

日本赤十字社などを通じて、日本人の中にごくわずかにいる拒絶反応を起こしにくい特定のタイプの免疫を持つ人を探し出し、こうした人から提供された血液を使って作製したiPS細胞を保存しています。

おととし(2015年)8月からは、研究用としてiPS細胞の提供を始めています。

移植手術では自分自身の細胞以外を使う場合、拒絶反応が心配されますが、このiPS細胞は他人に移植しても拒絶反応を起こしにくいと考えられます。

ストックしたiPS細胞は、あらかじめ作る際に何度も品質のチェックが行われ、いつでも移植の準備に入れる状態で凍結保存されています。

このため新たに作るよりも大幅に期間を短縮できます。

また、iPS細胞は自在に増やすことができるため、いちどストック用の細胞を作製すればいくらでも使うことができるのです。

このため費用も大幅に削減できます。

< カバー率は17% >

ただし、ストックした細胞は、誰にでも移植できるわけではありません。

ストックされるiPS細胞で重要なのは細胞を提供してくれる人の白血球の型です。

「A型」「B型」といったよく聞く血液型と同じように白血球にも型があります。

こうした白血球の型は「HLA」と呼ばれ、遺伝によって決まりますが、偶然、型が完全に一致していなくても相手に拒絶反応を引き起こしにくいHLAを持つ人がいます。

それぞれのHLAの型により移植できる相手の範囲は異なっていて、現在、京都大学がストックしているiPS細胞は1種類、日本人のおよそ17%に移植できるタイプです

京都大学によりますとことし4月頃には、新たに1種類の細胞を追加する予定で、これによりカバー率は25%近くまで高まるということです。

京都大学では今後、保管する細胞の種類をさらに増やし、日本人の大半の人をカバーできるようにしたいとしています。

< 他家移植 今後のスケジュールは >

今月、厚生労働省が研究計画を了承したことで、iPS細胞の他家移植は早ければことし前半にも1人目の手術が行われる見通しとなりました。

手術は、神戸市立医療センター中央市民病院と大阪大学附属病院で行われる予定で、2年間に5人を目標に手術を行う計画です。

実際の手術は、網膜の病気の部分に液体に混ぜた細胞を注射で移植する方法で行われるということで、手術後1年かけて安全性や効果を確認することになっています。

今月(2月6日)に神戸市で開かれた研究グループの記者会見では、3年前の自家移植の臨床研究も行った理化学研究所高橋政代プロジェクトリーダーが出席し、

「コストと症例の実績を重ね、効果を確定したい。iPS細胞を使った治療の、将来の在り方を決める重要な研究になるので、緊張感を持って進めたい」と意気込みを話しました。

グループではすでに研究に協力してくれる加齢黄斑変性の患者の募集を始めていて、詳しくは、神戸市立医療センター中央市民病院のホームページで公開されています。

< ほかにも応用が期待 >

iPS細胞の他家移植は将来的には網膜のほかの病気にも応用できると期待されています。

また、目だけでなく、パーキンソン病や脊椎損傷などの治療や、心臓病の治療などでも臨床研究や治験に向けた準備が進められています。

iPS細胞を使った再生医療が広く普及する技術になるのかどうか今回の他家移植の結果が注目されます

*-*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「脳動脈りゅう」仕組み解明 2017年02月08日

**
※- 「脳動脈りゅう」仕組み解明 2017年02月08日

「脳動脈りゅう」仕組み解明 治療薬開発に期待

2月08日、NHK website -: 脳の血管にこぶができ、破裂するとくも膜下出血を起こす「脳動脈りゅう」は、特定のたんぱく質が働くことで症状が進むと見られることを動物実験で突き止めたと京都大学のグループが発表しました。

治療薬の開発につながるのではないかと期待されています。

*-*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 4日 (土)

初期のアルツハイマー病・原因物質取り除けば回復の可能性 2017年02月04日

**
※- 初期のアルツハイマー病・原因物質取り除けば回復の可能性 2017年02月04日

2月04日、NHK website -: アルツハイマー病のごく初期の段階で、病気の原因とされる、たんぱく質の集合体を取り除けば、脳の神経細胞に起きた異常を回復できる可能性があるとする研究成果を、国立精神・神経医療研究センターなどのグループが発表しました。

*-*

| | コメント (2) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧