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2018年9月 6日 (木)

高齢者の『てんかん発症増加』 2018年09月05日

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※- 高齢者の『てんかん発症増加』 2018年09月05日

医師会が無料検診 東京都 大田区

9月05日、NHK website -:突然、発作を起こして意識を失うこともある「てんかん」について、高齢者が発症するケースが増えているとして、東京・大田区の医師会が病気を見過ごさないよう無料の検診を始めました。

「てんかん」は、突然発作を起こして意識を失うこともある慢性の脳の疾患で、子どもだけでなく高齢者が発症するケースが増えているとされています。

しかし、けいれんを伴わず物忘れ言語障害など目立たない症状が多く、認知症と間違われるなどして、病気が見過ごされやすいと指摘されています。

病気を発見し治療薬を服用すれば多くの場合、症状が改善するため、大田区の3つの医師会はことし7月から、高齢者を対象にした無料の認知症検診にてんかんのチェック項目を加えました。

「動作が止まることがある」 、「何をしていたか覚えていないことがある など、てんかんの患者によく見られる症状が起きていないか確認しています。

「てんかん」の疑いがある場合には、医療機関で詳しい検査を受けるように勧めます。

医師会によりますと、こうした取り組みは全国でも珍しいということです。

蒲田医師会の高瀬義昌理事は「隠れている『てんかんの患者』を見つけ出し、うまく治療にのせて行きたい」と話していました。

また、静岡県熱海市にある国際医療福祉大学熱海病院でも、今月から人間ドックにてんかんを見過ごさないための脳波などの検査を新たに加えることにしています。

< 交通事故につながるケースも >

高齢者の「てんかん」が見過ごされることで、交通事故につながるケースがあることもわかってきました。

香川県高松市に住む光本和代さん(71)は4年前、買い物帰りに車を運転していて道路を横断する歩行者に衝突し、大けがをさせました。

光本さんは事故を起こしたことに気付かずそのまま走り去り、ひき逃げなどの疑いで逮捕されました。

その後の検査で、「てんかん」を発症していたことがわかり、裁判では「意識障害が生じていたため、事故を認識していたとは認められない」として無罪になりました。

光本さんは事故を起こす数年前から時々ぼーっとしたり、口の中に違和感を感じたりすることがあり、複数の病院を受診しましたが、いずれの病院でも「異常なし」と診断されていました。

光本さんは「てんかん」の治療薬を服用し始めると、症状が改善したということです。

光本さんは「いくつもの病院を訪ねたが異常なしと言われるばかりで、不安な思いでいたやさきに事故を起こしてしまった。ほかにも自分と同じように病気が見過ごされている人がいると思われるが、事故は自分だけでなく、全然関係ない人まで巻き込んでしまうので、早期に発見して治療を受け事故を防いでほしい」と訴えていました。

こうした「てんかん」による高齢者の事故について調査している医師がいます。

仙台市にある広南病院の大沼歩医師は、過去に診察した50歳以上の患者のうち、車を運転している81人について詳しく分析しました。

その結果、およそ4割にあたる33人が「てんかん」の治療を受ける前に、運転中に発作を起こしていたことがわかりました。

そして、そのうちの半数の16人は前の車に追突したり、路肩に衝突するなどの事故を起こしていたということです。

大沼医師はこうした事故も、「てんかん」を見過ごさず、適切に治療をしていれば防げたと考えています。

大沼医師は「高齢の『てんかん患者』は治療薬が効きやすく発作が抑えられるので、医療機関が早期に発見し治療を進めることが大切だ。自覚症状がない場合も多いので周囲の人の気付きも重要だ」と話していました。

< 認知症と間違われ治療が遅れた高齢者も >

「てんかん」を発病した高齢者の中には、一時、認知症と診断されて治療が遅れた人もいます。

札幌市に住む羽山潔さん(85)は70歳を超えてから突然、倒れ込んだり、物忘れをしたりするようになりました。

羽山さんの当時の手帳やノートには「数分間と思われる記憶喪失が年に数回ある」、「カラオケサークルの新年会で歌っている最中に一瞬意識を失った」などと記されています。

羽山さんは一時、認知症と診断され2年近く治療薬をのみ続けましたが、症状は改善しませんでした。

その後、別の病院で脳波の検査を受け、てんかんを発病していることがわかり、治療薬を服用すると症状がよくなったといいます。

羽山さんは「当時は突然意識を失うのが不安で、趣味のカラオケや社交ダンスも中断して外出を控えていましたが、今は発作もなく、趣味も再開し、安心して生活しています」と話していました。

羽山さんを診察し、高齢者の「てんかん」に詳しい旭川医科大学の千葉茂教授によりますと、高齢になってから発症する「てんかん」の発作は、物忘れをしたり、ぼーっとしたりすることが多く、家族から認知症と疑われたり、医療機関で誤診されるケースがあるということです。

千葉教授は国内にいる高齢者の「てんかん患者」は50万人を超えると推計していて、「誰でもかかりうる身近な病気であり、早期に診断して的確な治療につなげることが大切だ」と話しています

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