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2010年8月17日 (火)

「神経幹細胞」と「てんかんの薬」・2010年8月17日

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※- 「神経幹細胞」と「てんかんの薬」・日本-2010年8月17日
 

8月16日、脊髄(せきずい)損傷のマウスに神経幹細胞とてんかんの薬を併用して神経細胞(ニューロン)を再生し、歩行可能にすることに奈良先端科学技術大学院大学の中島欽一教授らのグループが成功した。

 

16日付の米医学誌電子版に発表した。

 

脊髄などの中枢神経系は激しく傷つくと再生は難しいと言われる。

 

神経幹細胞を移植してニューロンを再生する治療法が研究されたが、神経幹細胞はほとんどがニューロン以外の細胞に分化してしまっていた。

 

中島教授らは04年、抗てんかん薬成分のバルプロ酸が神経幹細胞からニューロンへの分化を促すことを発見。

 

今回、脊髄を傷つけたマウスに実際に投与して効果を確かめた。

 

その結果、神経幹細胞を移植し、1週間後にバルプロ酸を投与すると、その6週間後にマウスの7割が歩けるまで回復した。

 

神経幹細胞からニューロンに分化する割合は、通常が1%以下なのに対し、バルプロ酸を併用すると約20%に増加し、傷ついた神経回路も回復していた。

 

中島教授は「バルプロ酸は既に使われている薬なので、入手しやすく、安全性も高い。

 

人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療が実現した時に、ニューロンを再生する治療法として役立つ」と話す

 

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