ノロウイルス・山梨県で猛威
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※- ノロウイルス・原因は不明で猛威=山梨県 -web news-
秋から冬に流行するノロウイルスの集団感染が、今年は6月になっても続く異例の事態となっている。
例年では、4月までに終息する、サポウイルス、アデノウイルスの集団感染が小学校など計11カ所、208人が感染性胃腸炎を発症した。
山梨県は調査を進めているが、原因は不明で有効な対策もとれず頭を抱えている。
ノロウイルスは、感染性胃腸炎を引き起こす病原体の一つで、感染から24~48時間で下痢や発熱などの症状に見舞われる。
ウイルスの付着した生がきなどの二枚貝や患者の嘔吐(おうと)物などを介して感染する場合が多く、かきが出回ったり乾燥してウイルスが飛びやすい冬場が患者発生のピークになる。
06年の集団感染は2月16日 ~ 07年は4月12日には終息している。
これに対し、今年は25件520人(27日現在)のうち、4月以降も、身体障害者療護施設・スカイコート勝沼(甲州市)や介護老人福祉施設・コスモ(甲府市)、住吉病院(同)など 「福祉施設 2 」、「病院 1 」、「小学校 4 」、「保育所・幼稚園 2 」と、9カ所 - 157人が感染した。
6月に町内4カ所で集団感染が明らかになった市川三郷町は10日、対策本部を設置。
学校などで予防を呼び掛けている。
感染が長引く原因について、県健康増進課は「ノロウイルスの感染力が高まったことも原因の一つとされるが、はっきり分からない」と話す。
一方、サポウイルスとアデノウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染も発生。
サポウイルスはノロウイルスと同じ科に属し、アデノウイルスはプール熱を引き起こす病原体で、ともに下痢などの症状を引き起こす。
県内では初の集団感染で、各1カ所計51人が発症した。
県峡南保健所は水源や食材、人が集まるイベントなどでウイルスが広がる原因がなかったか調べているが、明確な原因がつかめていない状態だ。
県は、学校や福祉施設などの管理者らを対象にした研修会の開催を検討中で、県を挙げて対策を図る方針
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