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2008年3月11日 (火)

ヒトES細胞から血小板


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※- ヒトES細胞から血小板作る

 

保存がきかないため、輸血用の血液製剤の中でも特に確保が課題となっている血小板を、体のあらゆる組織のもとになるヒトのES細胞から作り出すことに東京大学の研究グループが成功しました。

 

研究を行ったのは東京大学医科学研究所のグループです。血小板の血液製剤は、骨髄移植や心臓の外科手術、また抗がん剤を投与したあとの輸血などで必要となりますが、保存がきかないため献血から4日間ほどしか使えず、確保が課題になっています。

 

研究グループは、骨髄の中にある「巨核球」と呼ばれる細胞が周りの細胞から刺激を受けて血小板を作り出すことに着目しました。

 

そして、マウスの骨髄から取った細胞に特殊なたんぱく質を加えて人の骨髄と似た環境を作り、その中でヒトのES細胞を培養したところ、3週間ほどで一部が巨核球に変化し、そこから正常な機能を持つ血小板を作り出すことに成功しました。

 

実際に輸血するには血小板を作る効率を高める必要があり、研究グループは5年後の実用化を目指して研究を進めています。

 

研究の中心となった中内啓光教授は「冷蔵で長く保存できる赤血球などと違って、血小板は献血されたあと保存ができない。

 

この技術を実用化させ、献血に頼らずに血小板を作れるようにしたい」と話しています。

 

日本再生医療学会の理事を務める慶応義塾大学の福田恵一教授は「血小板の輸血は、手術で大量に出血をした患者や出血しやすい患者に対しても行われているが、何十人もの人から献血によって血小板の成分を集める必要があり、未知のウイルスの感染も心配されている。

 

ES細胞から血小板を作ることができれば、工場で生産を管理してウイルスの混入を防ぐことができるし、計画的な生産で血小板の不足も解消できることが考えられる。画期的な研究成果だと思う」と話しています

 

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