2012年5月23日 (水)

「子供の心臓再生治療」に新手法・ 岡山大学病院 2012年05月23日

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※- 「子供の心臓再生治療」に新手法岡山大学病院 2012年05月23日

5月23日、NHK website - : 心臓病の子供の治療に、患者自身の心臓の細胞を使った再生医療の研究を進めている岡山市の岡山大学病院は、23日までに治療を行った7人全員の心臓機能を改善させることに成功しました。 

拒絶反応がなく、体への負担も殆ど無い、新たな心臓病治療の確立につながると期待されています。

子供の心臓病の1つで、先天的に血液を送る機能の弱い左心低形成症候群は、移植以外に高い効果が見込める治療法はない一方、国内では子供への心臓移植は進まず、医療現場で課題となっています。

岡山大学病院では、子どもの患者自身の心臓の筋肉の細胞を取り出して50倍から100倍に培養し、心臓に戻すことで機能を改善させる再生医療の研究を去年から進めてきました。

これまでに0歳から3歳の心臓病の子ども7人に治療を行い、6人の心臓機能の改善が確認されていましたが、23日、7人目の患者についても改善が確認されました。

岡山大学病院によりますと、7人は血液を送り出すため心臓が収縮する機能が5%から22%回復したほか、拒絶反応や副作用もないということです。

子どもの心臓病で再生医療による効果が確認されたのは世界で初めてです。

中には集中治療室から出て自宅で過ごせるようになったケースもあるということです。

岡山大学病院は、7人のデータを詳しく分析したうえで、ことし7月にも、国に対し、さらに多くの患者にこの治療を施すための申請を行うことにしていて、新たな心臓病治療の確立につながると期待されています。

治療に当たった王英正・医師は、「国内での心臓移植はほとんど期待できないので、代わりの医療として多くの子どもの心臓病の治療につなげたい」と話しています

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2012年5月19日 (土)

「甲状腺クリーゼ」・実態解明:和歌山県立医大 2012年05月19日

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※- 「甲状腺クリーゼ」実態解明和歌山県立医大 2012年05月19日

5月19日、website- : 和歌山県立医大の赤水尚史教授(内分泌学)らの研究グループは、厚生労働省が難治性疾患に指定している「甲状腺クリーゼ」について、世界初とされる大規模な疫学調査を行った。

その結果、発症実態の解明と診断基準を確立したことを明らかにした。

研究内容は米国の甲状腺学会誌に掲載され、赤水教授は「診断基準を示せたことで早期診断が可能になる」と説明している。

甲状腺クリーゼは、甲状腺が突然、機能しすぎるようになる難病。

38度以上の発熱のほか、意識障害、けいれんといった中枢神経がおかされた症状があらわれ、治療が遅れれば死に至るケースもある。

全国に約1500人の患者がいるとされるが、詳細な疫学調査は国内外ともに行われたことがなく、詳細な実態は明らかになっていなかった。

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赤水教授は日本甲状腺学会や厚労省の研究班などと共同で、2004年から全国の医療機関を対象とした調査を5年間かけて実施。

その結果、国内での発症数は年間150人以上で、致死率は10パーセントを越えることがわかった。

また、発症の要因として、甲状腺疾患の治療中断や感染症の発病が引き金になるほか、強いストレスも関係していることを突き止めた。

今回の研究を掲載した甲状腺学会誌「サイロイド」(電子版)は、甲状腺クリーゼについての疫学調査は世界初の取り組みだとした上で、「日本から世界に発信される貴重な臨床データ」と高い評価を下している。

赤水教授は6月に米国の学会で研究結果を発表する予定。

今後、発症メカニズムの解明や、治療指針の確立を目指す、「1人でも多くの命が救われてほしい」と話している

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心筋梗塞後の心不全・たんぱく質「IL-11」で予防 2012年05月19日

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※- 心筋梗塞後の心不全たんぱく質IL-11で予防 2012年05月19日

5月19日、website- : 心筋梗塞の治療後、発症が懸念される慢性心不全が、造血作用のある・たんぱく質インターロイキンIL-11)」で予防できることが、大阪大薬学研究科(大阪府吹田市)の藤尾慈(やすし)教授らのグループによる動物実験でわかった。

IL-11」は米国では別の病気の治療薬として承認されており、グループは今秋にも、研究と保険診療が併用できる高度医療の認定を国に申請。

国内の病院数か所で、75歳以下の24人に実施を目指す。

厚生労働省によると、心筋梗塞による死者は年間約4万人

心臓表面を取り囲むように走る冠動脈が詰まるため、その部分をステント(金属製の筒)で広げる治療が行われる。

この治療後、血流を再開すると活性酸素が心筋から放出され、細胞が壊死(えし)する。

このため、治療成功後に=約2割の患者が心不全となって体力が大幅に低下して死に至る例もある。

藤尾教授らは、「 IL-11」が、活性酸素の発生を抑えるなどの心筋保護作用も持つことに着目。

心筋梗塞の治療後と同じ状態のイヌ6匹に「 IL-11」を注射すると、心筋細胞が壊死する範囲は、注射しなかった8匹の半分程度にとどまった

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2012年5月11日 (金)

「トキソプラズマ・寄生虫」妊娠中感染で赤ちゃんに障害 2012年05月11日

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※- 「トキソプラズマ・寄生虫」妊娠中感染で赤ちゃんに障害 2012年05月11日

5月11日、「トキソプラズマ」と呼ばれる寄生虫によって、脳や目に障害が出た赤ちゃんが3年間に16人いたことが解りました。

日本小児感染症学会の調査で、加熱が不十分な肉などが感染の原因となることから、妊娠中の人に注意を呼びかけています。

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トキソプラズマは、加熱が不十分な肉を食べたり猫のふんが混じった土をいじったりすることで感染する寄生虫の一つです。

健康な人が感染しても問題ありませんが、妊娠中に初めて感染すると、胎児にトキソプラズマがうつり、脳や目に障害が出る先天性トキソプラズマ症で生まれるおそれがあります。

日本小児感染症学会が全国およそ2700の病院を対象に調べたところ、平成20年までの3年間に16人の赤ちゃんに脳や目に障害が見られ、先天性トキソプラズマ症と診断されていたことが分かりました。

先天性トキソプラズマ症の赤ちゃんは、昭和60年に行われた調査で1例しか報告されず、まれな病気とされてきました。

食生活の変化やガーデニング人気の影響などで報告が増えているとみられています。

トキソプラズマに詳しい三井記念病院の「小島俊行・産婦人科部長」は、「重い場合は流産したり死産したりすることが報告されている。妊娠したら肉を生で食べることは避け、土いじりをするときには手袋をするなど注意が必要だ」と話しています

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2012年5月 9日 (水)

病原体の退治=体温37度から 2012年05月09日

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※- 病原体の退治=体温37度から 2012年05月09日

5月09日、インフルエンザウイルスなどの病原体に感染し体温が37度まで上がると血液の中で病原体を殺す物質が作られ、病気を治そうとする仕組みが働き始めることを大阪大学の研究グループが世界で初めて解明しました。

この研究を行ったのは、大阪大学医学系研究科の藤原祐一郎助教らのグループです。

ウイルスや細菌などに感染すると体温が上がり、血液中で病原体を殺す物質が作り出されますが、詳しいメカニズムはこれまで分かっていませんでした。

研究グループでは、兵庫県にある大型放射光施設「スプリング-8」を使って、免疫を担う白血球を詳しく調べたところ、表面に水素イオンを出す穴があり細長い2種類のタンパク質が絡み合って閉じたり、開いたりしていることが分かりました。

そして、体温が37度ちょうどまで上がると、絡み合ったタンパク質がほどけて穴が開き白血球の中にある水素イオンが血液中に一気に放出されて病原体を殺す物質を作ることが分かったということです。

病原体を殺す仕組みが37度で働き始めると分かったのは世界で初めてで、体温が上がるのが遅く、病気が進行しやすい高齢者などで重症化を防ぐ新たな治療薬の開発につながると期待されています。

研究を行った藤原助教は「抗生物質を使わなくても自分の免疫力を高めたりする薬を開発できるのではないか」と話しています

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«脂肪細胞の特殊ホルモンが心筋梗塞改善 2012年05月08日