2018年1月11日 (木)

『乳酸菌が腸内の免疫細胞活性化』初めて解明 2018年01月11日

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※- 『乳酸菌が腸内の免疫細胞活性化』初めて解明 2018年01月11日

1月11日、NHK website ー: 食品に含まれる乳酸菌が作り出す物質が腸内で免疫細胞を活性化させる仕組みを、マウスを使った実験で初めて解明したとフランスのパスツール研究所などのグループが発表しました。

この研究は、フランスのパスツール研究所が大手食品会社の「明治」と共同で行ったものです。

グループでは、乳製品に含まれる「OLL1073R-1」と呼ばれる乳酸菌が作り出す物質「多糖類」に注目しました。

そして、この多糖類をマウスに1週間投与したところ、腸内で免疫反応を担うT細胞の量が、水だけを飲ませたマウスと比べて、およそ=2倍から4倍に増えていたということです。

乳酸菌が腸内で免疫活動に影響を及ぼすことは知られていましたが、乳酸菌が分泌するどの多糖類が免疫細胞の受容体と反応し、活性化させているのが明らかになったのはこれが初めてだということです。

腸内の免疫の働きに詳しい理化学研究所統合生命医科学研究センターの大野博司グループディレクターは「人が食べる食品と、腸内の細菌、それに、免疫への影響は世界的に注目され、研究が進められている分野だが、具体的な作用の仕組みはまだわかっていないことが多い。食品の特定の物質と、その作用のメカニズムがわかったのは大きな進歩だ」と話しています

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2017年12月12日 (火)

働く女性・栄養飢餓状態!? 2017年12月12日

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※- 働く女性・栄養飢餓状態!? 2017年12月12日

仕事や育児で忙しい皆さん、つい食事が食べられなかったり簡単な食事で済ませたりすること、よくありませんか? その「つい」が、深刻な栄養不足を引き起こしているかもしれません。

働き盛りの女性の栄養状態がなんと終戦直後よりも低下していることが明らかに。

将来の出産にも関わるリスクがあることがわかってきました。

( NHKテレビ・ニュース部記者NW9担当・村松あずさ )

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“働く女性 栄養飢餓状態に”

1日の食事って、どのくらいのカロリーを意識していますか?

医師や管理栄養士で作る団体「まるのうち保健室」が調査(注1)したところ、働く女性の摂取エネルギーは1日平均1479kcalでした。

最初は私もこのくらいかなと思ったのですが、この数字、なんと、食糧難だった終戦直後の摂取カロリーより大幅に低いというのです。

調査した団体は「これでは働く女性は戦後直後よりも栄養飢餓状態にある」と指摘しています。

(注1: 調査対象は首都圏で働く20~30代女性749人。「まるのうち保健室」調べ)。

<1日に必要なカロリーは= 約2000kcal!>

厚生労働省の基準では、女性が1日に必要なエネルギーは20代・30代で約2000kcal。

「意外と多い」と感じる人が多いかもしれません。

しかし、デスクワークの人も本当はこのくらい必要だそうです。立ち仕事が多い人だと、約2200kcalにもなります。

<丸の内のOLに聞いてみると>

約11万人の女性が働く東京・丸の内で、どんな食事をしているか聞いてみました。

「仕事で忙しい時は昼食を食べられないこともよくある」「お昼を食べられない時はそのあとおやつを食べる」「朝の時間は支度を優先しているので時間がなくて朝食を食べない」「外食も多いので、なるべくヘルシーな食事を心がけている」

声をかけた人のうち約半数が外食、そのほかは外で買ってきた物を会社で食べるということでした。

その内容を見せてもらうと…。管理栄養士が分析したところ、働く女性が1回の食事に必要だとするのは600から700kcal。半数が足りていなかったんです。

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<忙しくてつい…>

栄養不足の原因の1つが「多忙な勤務」です。大手企業に勤める佐々木詩織さん(27)。

重要なプロジェクトを任されたため、昼食はいつも仕事をしながら。手軽に食べられるサラダやパンが多くなってしまうと言います。

この日のお昼は約400kcalでした。

「何か胃に入ればいいかなと。お昼時間にミーティングが入ってる時もあるので、その前にぱっと食べたり、終わってずっと会議続いていると、夕方とかになってしまう時もある」

わかる、わかります。私も社会人歴10年になりますが20代のころは、忙しくなるとつい「パッとすませなきゃ」と思ったり、朝ぎりぎりまで寝ていたくて朝食を食べなかったりしていました。

<カロリー不足の影響 すでに健康面にも…>

「まるのうち保健室」の調査では、カロリー不足などによって働く女性の5人に1人は「無月経」という、3か月以上生理がない状態を経験していたことが判明。

さらに400ccの献血ができないほどの貧血状態や慢性疲労を訴える人も約4割いたのです。

<まるのうち保健室の監修者、細川モモさんは…>

「食事の量も足りなければ、生きていくのに必要なエネルギーや栄養素も足りていない。特に働く女性がここまでの健康問題を抱えているという社会的な認知度は全く進んでいないのではないか」

<管理職になり失ったものは「健康」「食生活」>

民間企業が女性管理職に、「管理職になって犠牲にしたもの」を聞いた調査では、1位「趣味の時間」、2位「健康」、3位が「食生活」でした。

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この調査、同じ質問を男性に聞くと、1位「配偶者との時間」、2位「趣味の時間」、3位「子どもとの時間」で、男女で大きく差が出る結果でした。

細川さんは、女性自身の意識も影響していると言います。「もともと女性は食べずに痩せられるならそれでいいんじゃないかという誤ったダイエット意識、美容意識があって男性よりも欠食に対する抵抗感がないのはあると思う」

<将来の子どもにも影響が?>

この女性の栄養不足。本人の健康だけでなく、将来にも深刻な影響を及ぼすリスクがあることが最近の研究でわかってきました。

それは、長年、日本で生まれる赤ちゃんの平均体重が減ってきたことです。特に、生まれた時の体重が2500g未満の「低出生体重児」の割合。

先進国の中で日本が突出して高くなっています。

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早稲田大学の福岡秀興招聘研究員によると、母親の体格や遺伝的なものなど、さまざまな要因が考えられますが、最近、栄養状態との相関関係が指摘されているのです。そして、小さく産まれた赤ちゃんについても。

「小さく産まれるからといって必ず病気になるということではありません。ただ、たくさんの赤ちゃんの研究から将来、糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクが高くなるのではないかということがわかってきた」

では、妊娠したらたくさん食べれば赤ちゃんは大きくなるのかというと、福岡さんは「妊娠前からの栄養」が大事だと指摘します。

「受精した時点から2週間くらいが赤ちゃんの遺伝子が作られる非常に重要な時期。しかしその時期はまだ妊娠していることに気がつかず、妊娠前の食生活や栄養状態がそのまま影響してしまう。妊娠する前、妊娠した時点、妊娠中の栄養を総合して赤ちゃんの体重は決まるが、中でも妊娠前と妊娠した時点の栄養は特に重要な要素になる」

<食事指導で出生体重の改善に取り組む病院も>

ほかの病院に先がけて、栄養不足の問題に取り組んできた病院もあります。

年間1500人の赤ちゃんが生まれる群馬県の産婦人科舘出張佐藤病院です。

10年前ほどから病院で産まれる赤ちゃんの体重が減ってきていることに気がつき、妊婦への食事指導に力を入れてきました。

妊娠初期の段階で妊婦全員の食事指導を確認。

栄養不足の妊婦には日々の食事メニューを確認して、足りない栄養素を指導したり、仕事で忙しくても簡単に取り入れられるメニューなどをアドバイスします。

<頑張るあなた、今から気をつけて>

働く女性の間にひそかに広がる栄養不足のリスク。まるのうち保健室の細川さんは、社会全体で向き合う必要を指摘します。

「今は女性が定年まで勤めあげる時代で、男性並みにばりばり働いて結果を残そうと健康を犠牲にしてしまう。見た目がスリムだからといって健康だという思い違いを社会全体がしてしまうと、女性の抱える潜在的な問題に気が付くことができない」

私には2歳の子どもがいます。食事をおろそかにしてきたからなのかわかりませんが、生まれた時、子どもは小さめでした。同じような後悔をする女性が少しでも減ってほしいと思い、この記事を書きました。そして、健康や自分自身を犠牲にしながら女性の社会進出が進んでいくことがないよう、せつに願っています

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2017年11月28日 (火)

男35歳 『精子力』分かれ道 2017年11月28日

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※- 男35歳 『精子力』分かれ道 2017年11月28日

「“卵子の老化”ってよく聞くけど、男性は何歳でも大丈夫でしょ」

そう考えている人は大きな間違いです。

「射精ができるかぎり子どもは作れる」

そんな考えが大事な人を傷つけているかもしれません。
まだ、あまり知られていない精子の現実です。
( NHK ネットワーク 報道部記者・ 牧本真由美 )
**- NHK website -**

精子は新鮮だから大丈夫?

50代や60代の男性、特に芸能人など名前が知られた人に子どもができたとなると、まるで武勇伝のように聞いてしまい、男性は何歳になっても大丈夫なんだ、と思う人もいるのではないでしょうか。

精子は、毎日新しく作られる。だから新鮮と言えば新鮮です。
精子は新鮮だから大丈夫?

女性の場合は生まれた時に持っている卵子が、増えることはなく、年を重ねるとともに老化したり数が減ったりするのと大きく違います。

しかし今、男性は年をとっても大丈夫という考えが誤っていることがわかってきています。

< 男35歳、精子の分かれ道 >

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男性不妊の専門、獨協医科大学埼玉医療センターの岡田弘医師によると男性は2つのタイプに分かれるそうです。

「35歳を分岐点として“精子力” (=妊娠させる力)が落ちるグループと、落ちないグループです」

その根拠となるのは、子どもがいる男性と不妊に悩むカップルの男性、合わせておよそ150人を対象に行った調査です。

全員、精子の量や運動量を調べる通常の精液検査では「正常範囲」と言われていました。

< そこで調べたのが精子力 >

精子は卵子と受精したあと、受精卵の分割を進めるためのスイッチを入れます。その変化を起こす力=精子力があるかどうかを精子とマウスの卵子と受精させて調べたのです。(マウスの卵子を受精させても分割は進まないので、ネズミ人間が生まれることはありません)

スイッチを入れる力が高い位置で推移しているのが子どもがいる男性たち。不妊カップルの男性陣は、35歳頃から明らかに落ちています。

「検査で精子の量や運動量も大丈夫と言われた」

それでも妊娠させる力が弱くなっている可能性があるのです。

なぜ精子力が低下するのか、原因はまだ研究中ですが、岡田医師は精子をつくる細胞が老化しているのではないかと考えています。

「通常の検査で大丈夫だったので妻が原因だと思っていた」

「妻に体の負担ばかりではなく心の負担もかけていて申し訳なかった」

そんな声が男性たちから聞かれたそうです。

岡田医師は不妊治療の意識を変えてほしいと話しています。

「不妊の問題は、どうしても女性側に原因があると捉えられがちです。治療を女性任せにしてしまう男性も少なくありません。最初から、自分にも原因があるかもしれないと思うことが治療のスタートです」

< 海外の研究でも >

海外の研究では精液の量や精子の運動率なども男性が年を重ねると老化現象が見られるという結果が出ています。

男性が30半ばをすぎた頃から、遺伝子に異常がある精子の割合が増えることや、パートナーの女性を妊娠させるまでに時間が長くかかることも報告されています。

まだ研究の数が少なく、女性ほどは明らかになっていませんが、男性も年を重ねると精子に影響があるようです。

< 35歳以下でもケアを >

「まだ35歳になっていないから大丈夫」と思う男性もいるかも知れません。

でも、そうは言ってられません。若くて自覚症状がなくても、精子をうまくつくれない状態になっていることがあります。

最も多いのが「精索静脈瘤」と呼ばれる病気。精巣やその周辺の静脈にこぶができ、血液が滞って精巣の温度が上ります。

体の外にあり体温より2度ほど低いのが適している精巣。

その温度が上がると精子の数が減ったり運動率が落ちたり、精子のDNAに傷がつくこともあります。

治療しないと精子の質がどんどん落ちてくるのです。

< 精子が10倍に >

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精索静脈瘤となった32歳の男性に話を聞くことができました。
男性は25歳で2つ下の妻と結婚しましたが、なかなか子どもを授かることができませんでした。

30歳を超えて訪れた男性不妊専門の泌尿器科で精索静脈瘤と診断されたのです。

「痛みなどの自覚症状はなく、精巣の大きさを誰かと比べることもなかったので、全く気がつきませんでした。男性側に原因がある夫婦もいると聞いていましたがまさか自分がと落ち込みました」

男性は原因が見つかったものの精巣を手術することには抵抗があり、1年以上悩んだ末、これ以上、自分のせいで妻につらい思いをさせたくないと考え手術を受けました。

すると手術前と比べて、精子の数が10倍ほど増え、運動率も20%上がったのです。そして手術から半年後、妻が自然妊娠しました。

「妻と2人でつらい思いをしてきたのでとてもうれしかったです。もっとはやく手術を決心していれば妻に負担をかけずにすんだと後悔しています」

専門医の横浜市立大学附属市民総合医療センターの湯村寧医師は強調します。

「精索静脈瘤があっても妊娠することはあります。ただ、進行性の病気です。1人目の子どもの時には自然に妊娠できたとしても、2人目の不妊に悩むカップルのうちのおよそ70%の男性に精索静脈瘤が見つかったという海外の研究が複数あります。若くても安心してはダメ、そして、若い時は平気だったからといって自分は大丈夫と過信してはダメです」

< 足りない男性不妊専門医 >

WHO=世界保健機関が不妊カップルを対象に調べたところ、その原因が男性にあったケースは=48%、半数です。

精索静脈瘤などの検査や治療は男性不妊の専門医がいる医療機関で調べることができます。

ところが男性不妊の専門医(泌尿器科)が少ないのです。
全国でまだ51人、それも偏りがあり北海道は1人。九州、四国は0。

婦人科系の不妊治療施設が全国におよそ600あるのと大きな差です。

検査にたどりつくこと自体が大変な面もあるのです。

厚生労働省の研究班が婦人科系の医療機関に行った「泌尿器科との連携に関する調査」では、不妊の原因が男性にあるというケースでも男性不妊の専門医との連携に消極的な姿勢がありました。

「まずは婦人科で不妊治療を試みる」「希望があれば泌尿器科を紹介する」「基本、紹介しない」などという消極的な回答が合わせて半数を超えました。

中には、紹介しようにも近くに専門医がいないという声もありました。

< 不妊治療は2人で受ける >

男性も自覚症状がない場合、医師に勧められない限り、なかなか専門医の診察を受けるという発想が湧かないと思います。

「もっと知っていたら、もっと早く動いていたら、妻を苦しませずにすんだかもしれない。子どもを授かっていたかもしれない」

精子の老化に気がつかないまま時間を重ね、結局、子どもを授かれなかった男性が語った言葉が忘れられません。

妻に原因があると思い、つらい思いをさせてきた後悔の言葉でもありました。

生殖能力の衰え、それは女性だけではなく、男性にも年齢とともにその影が忍び寄ってくることを多くの人に知ってほしい、そう思います

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2017年11月25日 (土)

電車の中、母親はなぜ座らないのか 2017年11月24日

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※- 電車の中、母親はなぜ座らないのか 2017年11月24日

11月24日、NHK website -: 電車の中。席に座っていると赤ちゃんを抱いてあやしている母親が目の前に。

「あ、あのよかったら座りますか?」。

親切心から声をかけました。 しかし答えは…「NO」。

「い、いえ、大丈夫です。立っていますから」。こうした報告がネット上に飛び交っています。なぜ、母は座らないのか。

研究者もなぞを探るため実験に乗り出しました(ネットワーク報道部記者・高橋大地 大窪奈緒子)

<座ると泣き出すセンサー搭載>

「電車で赤ちゃんをだっこしている女性に席を譲ろうとしたら拒否されてショック」。

そんなツイートに多くの意見が寄せられました。

このツイート「赤ちゃんはいすに座ると起きて泣くセンサーが搭載されている…」と続きます。

これに対して「わかります!。うちのちびっ子も座ると泣くセンサーを搭載してました」。

うちもでした!寝たからと思って座るとまた泣き出す…」などなど。

私も私も』、実際はどうなのでしょうか。

街で聞いてみました

2歳と8か月の2人の女の子を育てている30代の夫婦は同じような経験があると話しました。

「立ってだっこされるとご機嫌でいてくれます。席をゆずっていただいても、子どもが泣いてしまい、周りに迷惑だと思って席をお戻ししたこともありました」

1歳4か月の女の子がいる30代の母親も同じ意見でした。

「座席に座って泣いてしまうことは特に0歳のころよくありました。電車では今も、ベビーカーは荷物置きでほとんどだっこです」

「遠慮しているのかな?」

一方、こうした実態は、広くは知られていないようです。

漫画家の横山了一さんが独身時代を振り返って描いたマンガです。
「遠慮しているのかな?」

横山了一さんのマンガ :::::::::::::::
2017112401

電車の中で赤ちゃんをだっこして大変そうなお母さんを見た横山さん。

席を立ち「よかったら座りますか?」とやさしく声をかけます。

しかし、見るからにつらそうな母親から「い、、、いえ、大丈夫です!立ってますから!」と言われてしまうのです。

横山さんは当時、どうして立っているのか理由がわからなかったそうです。

「お母さんが、座ることに遠慮しているのかな?くらいにしか思っていませんでした」

いま8歳の男の子と5歳の女の子がいる横山さん。

育児経験を通じて、泣き出すのを避けようとしたお母さんの気持ちがわかるようになったそうです。

<科学が証明 親が歩くとリラックス>

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なぜ、座ると赤ちゃんが泣き出すのか、科学的に検証した研究がありました。検証したのは理化学研究所を中心にした研究グループ。

母親に赤ちゃんを抱いたまま立って歩いたり座ったりを繰り返してもらい赤ちゃんの変化を調べたのです。

12組の母子で調査した結果「母親が歩いてる時は座っている時に比べて、赤ちゃんの泣く量がおよそ10分の1」。

「同様に足をばたつかせるなどの運動量はおよそ5分の1」。

お母さんたちの経験を裏付ける結果となりました。

そして研究者が注目したのが赤ちゃんの心拍数です。

「座っていた母親が歩き始めると3秒くらいで心拍数は急激に下がる。再び座ると直後から上がっていく」。

母親が抱きながら歩く時は赤ちゃんの体そのものがリラックス状態=電車の中で立った母親に抱かれ揺れている時はリラックス状態だったのです。

<実は哺乳類はみな同じ>

同じような親子の行動は、ネコ、ライオン、リスなどさまざまな哺乳類でも見られるといいます。

母親が子どもの首を口にくわえ、歩いて巣や安全な場所に運ぶような時には、心拍数が低下したリラックス状態だそうです。

サルや人間の場合は、首の後ろではなく赤ちゃんのおなかが親の体に密着している、つまりだっこかおんぶをしていることでリラックスできると言います。

一連の行動について研究チームの黒田公美さんはこう分析しています。

「動物にとって、運ばれているという状態は、危険が迫るなど緊急事態である可能性が高い。子ども自身が生き延びる確率を高めるためおとなしくなっている」

「一方、移動していない時は危険が迫っていない。おとなしくする必要はなく、おっぱいをねだったり、不快感を表したりしても問題が無い。 座ってだっこした赤ちゃんが泣くのは普通のことなんです」

立ったり移動したりしている時におとなしいのは、親に協力するためとも考えられるそうです。

<でも、親には座ってほしい>

研究結果は結果として黒田さんはこう注意を呼びかけています。

「急停車で転倒する危険もあるので、安全面を考えれば、席を譲られたら座るのが一番よいです。座ってもおとなしいままのこともあります。周りも“譲らなくていいんだ”ではなく、大変そうな親子にはぜひ声かけをしてほしい」

<座れなくてもうれしかった>

この取材を通して話を聞いたお父さんお母さん皆さんに共通していたことがあります。

それは、「席に座りますか?」と声をかけてもらえて、「とってもうれしかった」「いったんでも座れてありがたかった」と何度もうなずきながら、しみじみと話してくれたことです。

乳幼児を連れての電車移動などは「ぐずりだしたらどうしよう」。
「大声で泣いたら途中の駅で降りようか・・」。
「転んだら大変だから座ろうか、でも泣いちゃうかな」。

お父さんお母さんたち、思った以上に気を使って子どもと乗っているようです。

あるお母さんは、「子どもの機嫌によっては席を遠慮することもあり、せっかくの申し出に申し訳ない気持ちになります。でも子どもと子育てしている自分を応援してくれているのだと、少なくともうれしい気持ちになることは間違いないです」と話していました。

「子育て応援してるよ」「大丈夫?」いろんな意味を込めてどうぞ赤ちゃんとお母さんやお父さんに声をかけてみてください。

研究にもあるように、なかなかすぐには席に座ることができないことも多々あるかもしれません。

だけど、声をかけた優しさと勇気は親子にはしっかり伝わっていて、それは回り回って、私たちの未来にだってつながっていくと思うのです

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2017年11月 1日 (水)

急増する梅毒患者 = 4.568人 2017年10月31日

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※- 急増する梅毒患者 = 4.568人 2017年10月31日

梅毒患者、現行統計で年間過去最多の=4.568人

10月31日、NHK website-:性感染症の梅毒について、ことし全国の医療機関から報告された患者の数は今月22日までに=4.568人と、現在の統計を取り始めた平成11年以来、年間の患者数として最も多くなりました。

専門の医師は「不特定多数との性交渉を避け、不安に思ったら医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。

梅毒は細菌による感染症で、性的な接触などによって感染して発疹などの症状が出て、放置すると血管が破裂する原因になるほか、妊娠中の母親が感染すると子どもに重い障害がおきるおそれがあります。

国立感染症研究所によりますと、ことしに入って今月22日までに全国の医療機関から報告された梅毒の患者数は=4.568人と、現在の方法で統計を取り始めた平成11年以降の19年間で、年間の患者数として最も多くなりました。

都道府県別にみると
東京都が1423人
大阪府が= 624人、
愛知県が= 277人、
神奈川県= 258人などとなっています。

去年の同じ時期と比べて患者数が大幅に増えた都道府県もあり、岡山県では去年より=4.3倍の135人、広島県では=2.9倍の109人などとなっています。

梅毒の年間の患者数は昭和20年代には=20万人程度とされていましたが、抗生物質の普及とともに減少傾向を示し、平成9年には=500人程度になりましたが、6年ほど前から(2011年)再び増加に転じています

梅毒の診療を長く続けているプライベートケアクリニック東京の尾上泰彦医師は「風俗産業に関わる人で増加し、最近では一般の若い女性や主婦でも増えている。

梅毒は感染の初期は症状に気付きにくい特徴があり、不特定多数との性交渉を避けるとともに、不安に思ったら医療機関を受診してほしい」と話しています。

< 梅毒 初期は発熱や痛みなく >

梅毒は主に性的な接触で感染する細菌性の感染症です。

感染してから 3週間 から 6週間 の初期には、はっきりした症状が現れない潜伏期間があります。

その後、梅毒の原因となる菌が侵入したところに潰瘍ができたり、リンパ腺が腫れたりしますが、発熱や痛みがないのが特徴です。

これらの初期症状は治療をしなくてもしばらくするとなくなってしまいます。

感染から 3か月程度 たつと、全身や手のひら、それに足の裏などに「バラ疹」と呼ばれる 赤い発疹 がでるほか、発熱 体のだるさを 感じるなどの症状が出ますが、ほかの皮膚病と区別しにくいうえ、多くの場合、時間がたつとこうした症状も治まってしまいます。

そして感染から 2年 から 10年程度 が経過すると体に大きな腫瘍ができたり、血管の大動脈が破裂したりするほか、神経がまひして体が思うように動かなくなるケースもあるということです。

治療法がなかった戦前は体中に大きな潰瘍ができたり、死亡したりするケースもありましたが、抗生物質ペニシリンが開発された結果、治すことができるようになり、死亡する例はほぼなくなりました。

しかし、症状が出ていない時期でも性的な接触でほかの人に感染させる可能性があり、多数の人と性的な関係を持つことで感染を拡大させることが懸念されています。

また、妊娠中の女性が感染するとおなかの中の胎児にも感染し、生まれた赤ちゃんに重い障害が残るケースもあります。

感染を防ぐためには不特定多数の人と性的な接触をしないほか、感染していないか定期的に検査を受けること、それにコンドームを正しく使うなどして予防することが大切だとされています。

性感染症を長く診療してきた東京・新宿区にあるプライベートケアクリニック東京の尾上泰彦医師は「症状が出てもしばらくしたらなくなったり、全く症状がなかったりと、梅毒は自分で気付きにくいのが特徴だ。

これまで患者が少なかったため梅毒を診断したことがない医師もいるので、不安なことがあれば、なるべく経験が豊富な専門の医師にかかってほしい」と話しています。

< 患者数 平成23年ころから再び増加 >

梅毒は、国内では昭和20年代に=20万人を超える患者がいたとされ、症状が進行して死亡するケースも少なくありませんでした。

しかしその後、抗生物質が普及して薬で治るようになると患者数は減少傾向になり、平成9年には年間の患者数が=500人を下回ったとされてきました。

こうした状況は10年以上続きましたが、平成23年ころから再び増加に転じ年間の患者の報告数は平成25年に=1.228人と1.000人を超え、おととしには=2.690人となり、去年は=4.559人と増えていました。

ことしも増加傾向が続いていて、今月22日までに4.568人と、すでに去年1年間の患者数を上回り、平成11年に現在の方法で統計を取り始めてから最も多くなりました。

プライベートケアクリニック東京の尾上泰彦医師によりますと「患者の絶対数は男性が多いが、若い女性の患者も増えている。

性風俗産業の従事者が多いが風俗店の利用者を通じ、性風俗産業と関係の無い一般の人にまで感染が広がるケースもあり、自分は無関係と思わず予防をしてほしい」と話しています。

< 夫から感染 「まさか自分が」 >

東京都内に住む50代の会社員の女性は、先月ごろから微熱とだるさを感じるようになったといいます。

かぜかと思い医療機関を受診しましたが、処方された薬を飲んでも症状は改善しなかったということです。

そのうち全身に赤色の発疹が突然現れ、不思議に思っていたところ、長期の出張をしている夫から「梅毒と診断された」と告げられました。

そして、性感染症の専門医院で検査を受けたところ梅毒に感染していることがわかりました。
赤い発疹は、感染から2か月くらいで現れる梅毒特有の症状でした。

この女性は「性感染症については一通りの知識があったが、梅毒は昔の病気だと思っていてまさか自分がかかるとは想像もしていなかった。

体調にも気を使っていたのに2か月も気がつかなかったのが信じられない」と診断を受けた当時のことを話しました。

この女性が夫に事情を問いただしたところ、数か月前、夫が性的なサービスを提供する風俗店を利用し、そこで感染した可能性が高いことがわかりました。

女性は、「自分には一生関係がないと思っていた性感染症になったのは本当にショックで、まだ心の整理がつかない。

自分のように梅毒とは関係がないと思っている人も、知らないうちに感染する危険があることを多くの人に知ってもらい、これ以上感染する人が増えないようにしてほしい」と訴えていました。

女性は抗生物質を服用する治療をおよそ1週間前から行っていて、あと7週間程度薬を飲めば治る見込みです。

治療にあたったプライベートケアクリニック東京の尾上泰彦医師は「責任ある行動をとらないと梅毒をはじめとした性感染症を広げてしまうことがある。

信頼している相手でも感染予防をすることが大事で、交際を始める時や結婚する時、あるいは妊娠を考えている時など、節目節目でお互いが性感染症の検査をして安心して関係性を進められるように『節目検診』をすることも勧めたい」と話しています

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抗生物質は素人判断は禁物!
病原菌が検出されなくなるまで、薬を続ける必要がある(途中で薬を止めると再発した際に効かない場合がある)

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«ヨモギが癌細胞を死滅させる! 2017年09月30日